MINOLTA Uniomat III

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ロッコールTD高じて ということで、まずはそのまんま何処にも手を入れない状態で写してみたのがこの↓絵です。
ご覧の通り、案の定な写り方ですね。これ、そんなに強い逆光でも何でもないんです、ビルの向こうは普通の穏やかな薄曇りの空。それなのにこれほどのフワァ〜〜フワァが出ちゃいますからちょっとこのままでは可哀想・・・。しかし、真ん中の「山梨中央銀行」という看板に合わせた距離計はどうやら合っているようです。では、このファインダーの曇りとレンズの白幕汚れ取りをしてみることにしましょうか。 |
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1 ファインダー部の各レンズが露出しましたら、柔らかいコットンを使用した綿棒などで丁寧にゆっくり汚れを拭き取ります、このとき、斜めに置いてあるハーフミラーの面は極々弱く軽く拭き上げます。強くこすってしまうと折角残っている蒸着ミラーが消えて距離合わせが不能となってしまいますのでね。 |
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今度はレンズの汚れ取りに向かいます。この写真機は典型的な3群4枚構成ですので前側から取り掛かっていけば一番後ろの4枚目まで容易に行けますので、整備も簡単です。 写真機を分解したりするとき、ベテランの方はよくグリーンマットの上でされているようですが、私は写真機をいじるときはご覧のように必ず、白いボロタオルの上で作業します。これだと小さな小さなネジを落としてもすぐに目立って見つかりますし、それにグリーンマットのように弾みませんから何処かに飛んでいってしまうようなこともないのですね。 |
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このリング状の光電池には2本のリード線が繋がっていますので、無理に引っ張って切ってしまわないように注意しながら作業をします。もし、電池のターミナル部で切れそうだったり腐食が侵攻しているような場合はリード線にかなりの余裕がありますので、思い切って新しい線を剥いて半田付けし直してしまった方が安心ですね。 距離リング外れてしまうと、下の絵のようになります。で、このときの飾りリング位置(∞)をメモしておきます。あとで組むときにこの位置にしっかり戻す必要があるためです。 |
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これでやっと前群の取り外しが可能になります。ここでもまたレンズ位置のキープが大切なので、この絵のように3方向に3色のマークを記してしまいます。ちょうどうまく3つのネジを受けるピボットがありますので、そこを「見当」として利用しましょう。このマークをするときに1色のペンでやってしまうとどれがどうだったかのか、あとで正確な位置に戻せませんので「必ず色の異なる」ペンを使います。
うぅ〜ん、いくら密閉空間とはいえ、さすがに40年の歳月をくぐり抜けてくると相当に曇るんですね。日本は盛春からの湿気と晩秋からの乾燥の繰り返し、それを40回以上繰り返しているんですから、写真機にとっては過酷な地域ですよね。 |
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さらについでです、この際だから後群もキレイにしちゃいましょ。 |
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さぁ、これでガラス関係はレンズ・ファインダーともほぼ新品状態のピッカピカになりました。ファインダーなども正面から見るとゴールドのマジックミラーになってますが、接眼から覗くとややブルーがかった像でいい感じ、いい感じ・・・。 そして、セレンメータも各輝度のポジションでじっくり計測してみましたが、なんとなんと、まったく劣化などしていなくて40年以上経過した今でも正確にLV値を見極めてくれています! |
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| さぁ、これでアッチもコッチもみぃ〜んな気持ちよくキレイになりました。 では、あのフワァ〜〜フワァが少しは改善できたのか試し撮りに出かけてみることにいたしましょう。 |
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最初のテストと条件を揃えるために同じフィルム(Lucky社製SHD100)を使って同じ現像液で同じ温度・時間で調整してみました。
本当は同じ場所の絵の方がよいのでしょうけど、同じ光の条件が揃うわけではないので、上の方に空が出ている場面を選びました。
こちらはかなり強い光が来ていますが、それほど盛大なフワァ〜〜フワァにはなりませんので、一応、今回の手入れ効果はあったのかなと思えるシーンです。 ついでにカラーも試しましたので見て下さい。もうずいぶんと昔のこと、最初にこのユニオマットと出会ったときのことをまだ鮮烈に覚えています。とにかく、このTDというレンズはカラーでの色ノリが凄くいいんです。もし、お使いいただけるので有ればカラーネガでの撮影がお薦めです。
せっかくB(バルブ)まで用意されているので、それを使って遊んでみましょう。これは1/2秒のつもり(勘)で切ってます。自分ではピッタシ静止のつもりでもこんなにブレちゃうもんなんですね。
モノクロでもカラーでもほぼフツウに写るようになったので一安心です。これでまた、大のお気に入り1台仲間に加わって嬉しい日々です。 |
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